説明
なたの人生を大切にしてほしい。本書は、その想いから生まれた教科書です。
私たちは今、超少子高齢社会という、これまでにない厳しい時代を生きています。そのような社会の中でも、自分自身の夢や希望を大切にし、人生の目標を達成していくために欠かせない手段があります。それが「ライフデザイン」を描くことです。
ライフデザインとは、自分がどのような人生を歩みたいのかを考え、その実現に向けて道筋を描くことです。行き当たりばったりに日々を過ごすのか、それとも、ライフデザインを意識して着実に一歩ずつ目標に近づいていくのか、その選択によって、あなたの人生の在り方は大きく変わっていくでしょう。ライフデザインは、あなたの人生の「道しるべ」なのです。
本書を通して、現代社会が抱える課題を学びながら、自分自身の生き方を見つめ直し、ライフデザインを描くことができるようになることは、かけがえのないあなたの人生において大きな意味をもつはずです。あなたにとって、最適なライフデザインを、いつでも自分の手で描くことができるようになりましょう。そして、充実した幸福な人生を歩んでください。
本書は、ライフデザインを考えるための教科書として構成していますが、主な読者として女子学生を想定しています。そのため、女性のライフスタイルを中心に内容を展開していますが、ライフデザインを描くことは、性別を問わず、すべての人にとって重要なテーマです。本書の前半の「自己を知る」は、男女を問わず学ぶべき内容であり、後半の「社会を知る」も、女性だけでなく、男性にとっても知っておくべきテーマを扱っています。女性にとって生きづらい社会は、男性にとっても決して生きやすい社会とはいえません。人生をよりよく生きるためには、日本社会の現実を知ることが欠かせないのです。ぜひ男性の皆様にも、本書を手に取り、自らのライフデザインを描いてほしいと願っています。
また本書は、大学の授業で教科書として使いやすいように工夫しています。特に、アクティブ・ラーニングに適した構成となっています。各章には演習課題を設けており、講義の中で各自が考えたことをペーパーに書き留めます。90分授業の場合は、後半の30分程度をグループワークにあてるとよいでしょう。学生同士で意見を共有し、疑問点を話し合うことで、1人で考えるよりも理解が深まります。他者との対話を通して、自分の考えがより明確になり、多様な考え方、とらえ方を学ぶことができます。グループは、できれば4人程度(多くても6人)とし、司会、タイムキーパー、書記、報告者などの役割分担を行うとよいでしょう。
さらに、グループ内だけで終わらせず、講義の最後には、各グループで話し合った内容や解決した疑問点を、クラス全体に報告して共有しましょう。そうすることで、グループ内のメンバーだけでなく、より多くの考え方に触れることができ、学びの効果は一層高まります。(本書「はじめに」より)
目次
第1部 自己を知る
第1章 ライフデザインを描くために
1.私は何を大切に生きているのだろう?
2.これまでの人生を振り返ってみよう
3.私の人生の目標は何だろう?
第2章 自己とは何だろう?
1.鏡に映った自我
2.「主我(I)」と 「客我(me)」
3.他者は自分をどうとらえているのだろう? ジョハリの窓
第3章 私はどんな役割を担っているのだろう?
1.役割の取得 私たちはどのように社会的存在になるのか
2.役割期待と役割葛藤
3.所属集団と準拠集団
第4章 人生の道筋をどのように描くか
1.ライフコースとは何だろう?
2.コーホートとライフステージ
3.ライフコースはどのように変化しているのだろう?
第5章 ライフデザインを描いてみよう(1回目)
1.仕事観 私にとって仕事とは何か
2.人生観 私はどんな人生を生きたいのか
3.仕事観と人生観を調和させる
4.ライフデザインを描いてみよう
第2部 社会を知る
第6章 超少子高齢社会とは何か?
1.日本の少子化はいつから始まっているのだろう?
2.日本の少子化にはどのような特徴があるのだろう?
3.人口減少は私たちの暮らしにどのような影響を与えるのだろう?
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第7章 女性の働き方の現状
1.女性はどのように働いているのだろう?
2.女性はどのような仕事をしているのだろう?
3.女性はどのくらいの時間、働いているのだろう?
第8章 女性の働き方と賃金格差
1.男女の賃金格差が大きいのはなぜだろう?
2.「年収の壁」とは何だろう?
第9章 女性と結婚
1.結婚をめぐる現実はどうなっているのだろう?
2.結婚の壁は存在するのだろうか?
第10章 女性と妊娠
1.晩婚化は妊娠にどのような影響を与えるのだろう?
2.不妊治療とはどのようなものなのだろう?
3.妊娠しても安心して仕事を続けるにはどうすればよいのだろう?
第11章 女性と出産・子育て
1.子どもが生まれたら何をすればいいの?
2.育児休業を取る? それともいったん退職して再就職する?
3.子どもをどこに預ければいいの?
4.子育て支援サービスにはどのようなものがあるの?
第12章 女性と介護
1.介護の現実を知ろう
2.認知症を理解しよう
3.介護保険サービスにはどのようなものがあるの?
4.介護と仕事の両立のために介護休業制度を知ろう
第13章 女性とお金
1.女性にはどのような貧困のリスクがあるのだろう?
2.ひとり親世帯の貧困の状況を知ろう
3.ひとり親世帯に対する経済的支援にはどのようなものがあるのだろう?
4.貧困に陥らないようにするためにはどうすればよいのだろう?
5.お金を貯める順番を決めよう
6.投資を理解しよう
7.老後資金を準備しよう
第14章 ライフデザインを描いてみよう(2回目)
1.「自己を知る」+「社会を知る」→ライフデザインを更新しよう
2.超少子高齢社会を生き抜くためのライフデザイン
3.ライフデザインを実行しよう



