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子どもと教師の学びと育ち ―新時代の探究をひらくポイント61+α

¥ 2,900 (税抜)

編著:溝邊 和成、松田 雅代、永井 毅、長田 悠佑
発売日 : 2024年9月30日
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : A5版:368ページ
ISBN-13 :  978-4-908877-57-5

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説明

「探究」を手がかりに、これからの子どもの「学び・育ち」をより確かにするため、本書全体61+αにわたって、自律的で可動性のある学びのとらえ方、支援の仕方、また指導者へのサポートの方法について熟考する教師の「学び・育ち」の場としました。したがって、本書活用の方法としては、具体的な探究のカリキュラム作成や実践化に向けた指南書的扱いに加え、教員養成系の大学テキスト風に学生とともに教育活動の基礎理解として読みを深めるのもよいかと思います。また、研究会等で読み合わせ、「新時代の学び・育ちのゆくえ」を議論するのも面白い取り組みとなるでしょう。

第1章 幼児期の学びをとらえる

第1節  「アサガオ・水・音」をどう受け止める?
第2節  「幼児と児童,学びに違いがあるのか」にせまる
第3節  10の姿「自然との関わり・生命尊重」を解く
第4節  STEAM教育の視点から見た遊びの変化
   ― 積み木遊びに見られる5歳児の姿を基に ―
第5節  舞鶴カリキュラム0-15における幼児の学び:
   0歳から始まる探究とその連続性 ― 泡遊びの事例より ―
特別寄稿  1  0〜8歳の子どもの「探索活動」は「科学的」か?
   ― 子どもの知識獲得・構成の過程の考察を通して ―
特別寄稿  2  SDGsと幼児教育のあり方
特別寄稿  3  幼児期における学びの広がりとその支援

 

第2章 幼児期から児童期前期の生活科へ

第1節  自分への気付きを高める第2学年単元「わたしの成長」
   ―ちがいとつながりに着目した「体ウォッチング」の試み―
第2節  一人ひとりの探究の目を大切にする生活科授業の改善
   ―「10年後のわたしたちのまちを考えよう」の実践より ―
第3節  生活科授業における思考ツールの活用
第4節  ものづくりとSTEAMに見られる小学校低学年児童の探究の特質
第5節  生活科における個人探究の展開
   ―「光とかげ」にせまる子どもの学び ―
第6節  学びの連続性とその支援のあり方
   ― 保幼小の連携活動に見られる探究の姿を通して ―
特別寄稿  4  乳幼児期からの育ちと学びへの期待と支援
特別寄稿  5  「橋」をかけるということの意義とその展望
特別寄稿  6  幼児期に育みたい資質・能力からみる生活科の有すべき特質
特別寄稿  7  幼・小接続期に期待される生活科を核とした横断的な学びの提案
コラム 1  諸感覚を働かせる
コラム 2  幼児の小学校体験の時期を考える
コラム 3  たかが・されどの指導案

 

第3章 総合で学びが豊かになるⅠ(個人・社会にひらく)

第1節  総合的な学習の時間の授業改善
   ― ICEモデルの活用とキャリア・マンダラの作成 ―
第2節  中学校総合:キャリア教育の実践的改善
   ― ゲストティーチャー活用の試行事例をもとに ―
第3節  ピクトグラムを用いた社会貢献性を高める実践の工夫
第4節  「個人探究」実践校に見る学びの特徴と指導のポイント
第5節  異年齢集団に見る生活科と総合の連続性
第6節  カリキュラムの受容と創造
特別寄稿  8  コアカリキュラムからのメッセージ
特別寄稿  9  奈良女附小から学び得たこと
特別寄稿10  子ども主体の探究学習をどう評価するか
   ―「学習のための評価」「学習としての評価」へ ―
特別寄稿11  学校のカリキュラム・マネジメント推進における子どもの参画

 

第4章 総合で学びが豊かになるⅡ(探究すること)

第1節  子どもの引き寄せる教材から思考力・判断力が育つ探究
第2節  グループ探究活動に見られる成果と課題
   ― 地域の災害リスクから,これからの防災対策を考える ―
第3節  自らの探究を共に創り出す総合の試み
第4節  グローバル教育の実践的試み  ― 食品ロス問題に着目して ―
第5節  トリビアというなかれ : 伝承遊びの道具シリーズ1「凧」
特別寄稿12  総合の探究的な学びにおける支援
特別寄稿13  主体的・対話的で深い学びに向かう総合的な学習の時間のカリキュラム
特別寄稿14  これからの子どもの学びとSTEAM教育
コラム 4  個別最適な学びにせまる(明石附小史より)
コラム 5  世代間交流のある教室から
コラム 6  「総合」にまつわること

 

第5章 児童期の科学的問いを探る

第1節  ツールを用いた子どもの思考表現とその指導
第2節  「自然理解が変容する」を解き明かす
第3節  子どもの姿から問いの根元を探る
第4節  感覚ベースの表現から問いの生成へ
第5節  「ARCSモデル」をもとにする探究プロセスと子どもの様相
特別寄稿15  不易流行とは歴史からの学び方
特別寄稿16  学び合いに見る理科の姿
特別寄稿17  幼児期の原体験から初等理科への学び
特別寄稿18  ESDを取り入れた生活科と理科の進め方

 

第6章 諸外国と結ぶ

第1節  総合的な学習の時間における主体的に学ぶ態度の育成に係る実践
   ―イエナプラン教育「ワールドオリエンテーション」から学ぶ ―
第2節  問いを中心とした授業改善
    - イエナプランを手がかりに ―
第3節  科学的な活動を支援する携帯型学習カードの開発
   ― オーストラリアの科学教育プロジェクトをもとに ―
第4節  マニラ日本人学校と現地校における探究的な学び(算数科)
   ― ちがいを愉しむ視点を入れて ―
第5節  ニュージーランド:オークランドにおける幼児の環境教育の特徴
特別寄稿19  ケンブリッジ国際カリキュラムの構造と展望
特別寄稿20 探究力の保障と未来の社会づくりへの参画を意識した
   オーストラリアの探究的な学習
特別寄稿21  オランダにおける総合学習の発展
   ― イエナプランを中心に ―
特別寄稿22  ドイツの教育制度と探究の学習
コラム 7  知識表現ツールの工夫(知識ウェブの開発)
コラム 8  自然を表すことば
コラム 9  トピック学習の周辺

 

第7章 教員養成・育成に向かう

第1節  保育者養成課程 保育内容「環境」における
   自然体験活動を取り入れた授業デザイン
第2節  教師の意識変化を促す「総合」の校内研修モデルとその展開
第3節  学習者主体の学びをめざすための人材育成に係る実践
第4節  生活・総合における教員研修のあり方を問う
   ― 学校全体で取り組む研究会と教師の成長 ―
特別寄稿23  教職大学院生同士の学び合いをひらく
特別寄稿24  教職大学院における指導力向上のための授業改善
   ― 模擬授業の導入とその工夫を例にして ―
特別寄稿25  探究的な学習における評価
コラム10  教育実践研究者のリ・ラーニング
コラム11  年齢の違う他者の育ちにかかわる
コラム12  アップデートの目

 

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