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帰ってきた甲賀者の棲み家

¥ 1,200 (税抜)

私は帰って来た甲賀者である。江戸での37年間のお勤めを終え、2000年自身が甲賀者であることさえ知らず、故郷甲賀へ帰って来た。しかし帰郷直後に自身が尾張藩甲賀者の子孫であることを知ることになり、以来約20年間否応なく尾張藩甲賀者の末裔であることを意識することとなった。自分が帰って来た甲賀者であることを意識し、一部のコードネームに「帰って来た甲賀者」を用いたが、余り公にはせず、甲賀者らしくソッと名乗って来たし、自らの生活や想いを公表することも控えめに行ってきたつもりである。

しかし2020年に、甲賀忍者の真の姿つまりリアル甲賀忍者を世の中の人びとに知って欲しいというこの20年間の思いが余って、著作『甲賀忍者の真実-末裔が明かすその姿とは-』を刊行し、世に問うたのであった。

2022年12月、84歳の誕生日に『帰って来た甲賀者の棲み家』と名付けたホームページを開設し、日ごろ気付いたことを書き込むことにした。ところが生来の無精者のため、こまめな内容更新を怠り、半年もたたずにお手上げ状態になってしまった。1年ほど休んで再開したが今度はパソコンの細かい操作を忘れてしまい、ほうほうの態となった。これ以上周りにご迷惑を掛けるべきでないと思い至ったが、そこでホームページの行方のことにはっと気が付いた。

ネット上にデジタルで意見や情報を発信するのはよいが、どう見ても云いっぱなし流しっぱなしで、無責任に放り出されたまま醜悪に悪臭を放ったりしながら消えてゆく。中には大事なものもあるが、これらも5年、10年さらには100年経つと消えてゆく。USBに入れようと、大型ディスクに記憶させようと、はた又クラウドとやらに宿らせようとも100年後にはメモリーの呼び出し方式が異なっていて、かつてのフロッピーディスクが今読みだせないように、再生できないこと明白である。

そこで、『帰って来た甲賀者の棲み家』の中で云ってしまったことの責任を取る意味と、百年後にも残っていて読み直して貰える機会が有るかもしれない事を期して、デジタル空間の記事をすべて紙とインクで書面にして、これを先行の本体『甲賀忍者の真実』の別冊付録とすることにした。

目次

別冊付録版序文

ホームページ『帰ってきた甲賀者の棲み家』

表玄関(まえがき)

応接間(我が家の展示物のご紹介の場)

【客間一】尾張藩甲賀者
【客間二】渡辺俊経家文書
【客間三】著書『甲賀忍者の真実』
【客間四】甲賀武士と甲賀忍者

仕事場(帰ってきた甲賀者の活動と結果発表の場)

【書斎】   最新論考
【作業小屋】 ブログ
【納戸】   外部発表記録
【書蔵庫】  参考資料

奥之間(帰ってきた甲賀者のプライバシー開示)

【仏間】渡辺家の先祖たち
【居間】普段着の仲間達
【寝室】転生の記録
【土間】甲賀の自然生活

全体あとがき

 

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