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科学と自然を愉しんで

¥ 1,600 (税抜)

著者:森 幸一
発売日 : 2024年3月20日
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : B6版:118ページ
ISBN-13 :  978-4-908877-52-0

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説明

「理科の本当の面白さとは何か?」 科学部の指導が理科の授業を大きく変えた!

実験を教科書の通りに生徒にやらせて、それがすんだら知識注入型の講義形式。そんな授業ばかりをしていた理科の教師が、転勤した学校で科学部を担当することになった。何も知らないシロウト顧問は他人頼みの連続。最も大切なのは興味・関心とやる気だと、一緒に活動するうちに部員よりも科学と自然の不思議さにのめりこんでいった。

追究する価値のあるホンモノの課題と出会うことができれば、子どもはその不思議さにのめりこみ、自分たちなりの科学の方法を駆使して解明していく。そして、わかったと顔を輝かせるとき「自分も変わった」と感じているはず。筆者が体験した子どもたちの発見物語をぜひあなたにも感じていただきたい。

目次

新生科学部スタート!
(1) 科学とバスケのかけもち顧問
(2) 部員のスカウト
(3) 何をすればいいの?
(4) 初代部長あらわる
(5) タンポポのなぞ
(6) 発表大会に出たい!
(7) 顧問は写真を撮るだけ
(8) 発表会にのりこむ
(9) いきなりのパフォーマンスで最優秀賞
(10) 情報化社会の悲しさ
(11) 研究の生きる道があった
(12) 危機一髪!ギリギリセーフ
(13) 全国コンクールの結果は?
(14) おのぼりさん東京に行く

甲賀流忍者の巻
(15) 新しい顧問の先生来る
(16) テーマは自分の足もとを掘れ!
(17) 手裏剣の研究
(18) 科学部が体育館で活動するのですか?
(19) チームワークの勝利
(20) 中央表彰に緊張する
(21) テレビ番組に出演する

水って同じじゃない
(22) 水にまつわる研究始まる
(23) 水のやくわり
(24) 水を使いすぎた人間
(25) 水道水の溶存成分の変化の研究
(26) どうする?やっかいな陽イオン
(27) 教科書にあるのは炎色反応だけ
(28) K町の水道水はどこから?
(29) 水道水とどっこんしょ
(30) 杣川の研究
(31) ちょっと変わった理科の学習

子どもの発意による研究って?
(32) アンテナにビビッときた
(33) 水田の不思議なエビ
(34) カブトエビの卵
(35) ふ化実験をくりかえした1年目
(36) まだわかっていないことを研究しよう!
(37) リベンジ!カブトエビの研究Ⅱ
(38) カブトエビの分布調べ
(39) K町にカブトエビがいないわけは
(40) 日本陸水学会でポスターセッション?!
(41) 理科の授業と科学部は…
(42) 先生は何も知らない

地域の力を借りて
(43) よそのおじさんが持ってきたテーマ
(44) 毎日の気象観測
(45) 掃除機を使って実験?
(46) 本格的な地質の調査がしたい
(47) マリオ先生現る
(48) 放射能で地下のようすを探る
(49) 水位の変化はなぜ起きる
(50) 台風の日の変化でわかった
(51) 顧問の密かな目標達成?

新たな指導スタイル
(52) 大所帯になった科学部
(53) 子どもの力を信じることができるか
(54) 自分たちの風力発電機を作ろう
(55) 研究を生き返らせた地道なデータ
(56) 最優秀賞のご褒美は?
(57) 屋久島日記
(58) 屋久杉に学んだこと
(59) メダカの池を救え!

さらば科学部
(60) さようならK中
(61) K中科学部よ、これからも

あとがき